核兵器禁止条約の第二次案が議長から出されました

6月30日夜時点での最新の条文案は、国連のウェブサイト(こちら)の「Papers by the facilitators」というところで読むことができます。

6月27日、核兵器禁止条約の第二次案が議長から示されました。これは、6月15日に始まった会期の最初の一週間をかけて行われた第一次案の読み合わせと検討を踏まえて、各国や市民社会から出された提案をもとに、議長がまとめたものです。現在、この第二次案をもとに読み合わせと検討が進められています(当面の進行表はこちら)。

改訂条約案の原文(A/CONF.229/2017/CRP.1/Rev.1)はこちら

明治大学講師の山田寿則さんが、原文の理解を促すために、改訂箇所について原文と対比させながら日本語仮訳を置いた「第二次案の仮訳」を作成されました。こちらです。
(なお、同形式による第一次案(5月22日付)の仮訳はこちら

NY報告③ 禁止事項、検証・廃棄、被害回復、履行――第3~5日の議論から

ニューヨークで開催されている核兵器禁止条約交渉会議の現地からのレポート、第三弾はピースデポの荒井摂子さんからです。

5月に着任した中満泉・国連事務次長(軍縮担当上級代表)と懇談する、被爆者、被爆二世を含む核兵器廃絶NGO連絡会メンバー(6月19日、国連本部)

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先週木曜日(6月15日)から始まっている核兵器禁止条約交渉の第2会期は、議長の草案を、①前文、②1条(禁止事項)、③2~5条(検証など核兵器廃棄の関連事項)、④6条(被害者援助や環境回復)、⑤7~10条(条約の実施)、⑥11~21条(最終条項)、という6つの「クラスター」に分け、クラスターごとに個々の条項案に関する具体的意見交換を行うという形で進みました。各クラスターの「最後の15分」が市民社会からの発言時間としてNGOなどに割り当てられ、熱のこもったスピーチが続きました。

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NY報告② 核兵器禁止条約交渉第2会期2日目――前文と一般的義務

ヒバクシャ国際署名をホワイト議長と中満上級代表に手渡す日本被団協の和田征子さん

交渉会議2日目のレポートは、ピースデポの山口大輔さんからです。
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6月16日、交渉第2会期第2日目が始まった。今日は前日途中で終わった前文第7段落から再開され、最後は第1条の検討で終わった。検討された前文、条文に対する各国の意見を紹介します。

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NY報告①:核兵器禁止条約交渉会議が再開しました-7月7日の採択に向けて

現地時間6月15日(木)にニューヨーク国連本部で始まった核兵器禁止条約の交渉会議(第二会期)には、日本からも多数のNGOが参加しています。ここでは、ときどき(毎日というわけにはいきませんが!)現地で参加しているNGOからの報告を載せていきたいと思います。まずは会議初日の様子について創価学会の河合公明さんからの報告です。

核兵器禁止条約交渉の第二会期を開くコスタリカのホワイト議長

本日(6月15日)午前10時から、国連本部の第1会議室で、核兵器禁止条約交渉の第2会期が幕を明けました。ホワイト議長は、会議の冒頭、これまで非公式協議を重ねる中で、条文に即し具体的で詳細な議論を行う必要があると考えるに至ったとし、一般討論を最小限とし、条約の前文の内容を検討するをクラスター1に速やかに移りたいとの方針を示しました。

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核兵器禁止条約 これまでの経緯と今後の課題

核兵器禁止条約交渉会議のオープニングで演説する日本被団協の藤森俊希さん

現在国連で交渉されている核兵器禁止条約について、これまでの経緯、現在の条約草案の概要、今後の課題について簡単にまとめました。これ以外にも多くの論点が今後出てくるかと思われますが、まずは基本的なポイントを整理しました(PDF版はこちら)。また、この文章の下に、国内外のNGOや識者らによる条約草案に対する主な論評をリンクします。(核兵器廃絶日本NGO連絡会)

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