再びジュネーブより③:国連作業部会、核兵器禁止条約交渉の2017年開始を勧告して閉幕

報告書の勧告部分の修正に賛成する国々。この後、報告書案全体がさらに投票に付された。(8月19日、ジュネーブ・国連欧州本部)

報告書の勧告部分の修正に賛成する国々。この後、報告書案全体がさらに投票に付された。(8月19日、ジュネーブ・国連欧州本部)

国連の核軍縮公開作業部会は8月19日(日本時間20日未明)、核兵器禁止条約交渉のための会議の2017年開催を国連総会に勧告することを盛り込んだ最終報告書を、賛成多数で採択して閉幕しました。

全会一致採択が目指されていましたが、土壇場で豪州が投票を求め、「禁止条約交渉会議の2017年開催の勧告があり、それが幅広い支持を得たことを認識した」との最終案が「禁止条約交渉会議の2017年開催を、幅広い支持を得て勧告した」と口頭で修正されて採択されました。禁止条約は時期尚早だと反対し続けた日本は、投票では棄権に回りました。

最終日の様子についての報告はこちらをご覧ください。(文責:荒井摂子@ピースデポ)

再びジュネーブより①:国連作業部会、報告書案改訂版をもとに審議再開

国連「核軍縮」公開作業部会が開かれている建物(裏庭から撮影)

国連「核軍縮」公開作業部会が開かれている建物(裏庭から撮影)

核兵器のない世界のための法的措置を議論する国連作業部会の第3会期が8月5日からスイス・ジュネーブの国連欧州本部で開かれています。

すでにこのブログでもお伝えしている通り(7月30日付投稿「国連作業部会の議長草案、『過半数の国が核兵器禁止条約の2017年交渉開始を求める』」)、作業部会は最終日の8月19日に、国連総会に提出する報告書を採択する予定であり、これに向けて、報告書草案をもとにした公開審議や非公式協議、個別折衝などが行われてきています。この作業部会に16日から荒井摂子さん(ピースデポ)が参加しています。現地報告がこちら(ピースデポ・ウェブサイト内)に掲載されていますのでご覧ください。

オバマ大統領、核の先制不使用を検討?日本は賛同すべき!

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米国のオバマ政権が核兵器の先制不使用を宣言することを検討していると報じられています。核兵器を最初に使うことはしないと宣言する。核兵器の役割を、核兵器に対する反撃にだけ限定する。これだけでは、核兵器を廃絶できないことはいうまでもありません。-それでも米国がこのような政策を宣言すれば、核軍縮に大きく貢献するし、他の核保有国に対しても質的な軍縮を促すことにつながります。オバマ大統領が任期を終える前にそのような宣言をすれば、それは世界の核軍縮に対して重要な一歩となるでしょう。それにもかかわらず、このような政策を米国がとることに日本政府は反対しているとみられています。日本の安全を保つための「核の傘」が弱まってしまうというのです。核兵器廃絶日本NGO連絡会は日本政府に対して、核兵器の先制不使用を支持する政策に転じるよう求めてきました。この問題に関する最近の動きや資料を紹介します(ウェブサイト「核情報」における網羅的な解説と資料はこちら)。

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