【ノーベルウィーク2017⑦】セミナー「核兵器を禁止する新しい条約:内容と考えられる効果」

ノーベル平和賞の授賞式の翌日11日(月)、未明から舞う粉雪でオスロの街はうっすらと雪化粧していました。この日はノルウェー赤十字のカンファレンスセンターで、「核兵器を禁止する新しい条約−内容と考えられる効果−」というタイトルのセミナーが開催されました。このセミナーの主な目的は、核兵器禁止条約を国際法および国際人道法の観点から、一般の人々にも理解しやすいように解説することにありました。

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第1部「国際法(1949-2017)における核兵器」では、核兵器に適用される様々な条約および国際慣習法が解説されました。また、1996年の国際司法裁判所の勧告的意見についても言及し、核兵器使用にも国際人道法が適用されることを確認したことを評価する一方で、自衛の極限的な状況においては判断を回避したことを、damaging statement (不利な意見)であると批判しました。

以上文責:小倉康久(明治大学【国際法】)

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【ノーベルウィーク2017⑥】ノーベル平和センターでの記念展示一般公開

12月12日(火)の正午、ノーベル平和賞記念展示のノーベル平和センターでの一般公開が始まりました。時間前から外で開場を待つ人の姿も見られました。

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黄金の回廊を抜け階上に上がると、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のノーベル平和賞受賞を記念して、核兵器の問題をテーマにした企画展が行われていました。

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広島の原爆投下直後の写真の前で被爆者の田中煕巳さん(日本被団協代表委員)と藤森俊希さん(同事務局次長)がしばし立ち止まり言葉を交わす姿が印象的でした。

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広島や長崎からの被爆物品も展示され、来場者の関心を集めていました。

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ICANのすべてのパートナー団体の名前が掲げられていました。

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これまでのノーベル平和賞の受賞者を紹介するコーナーもあり、そこに新たにICANも加えられました。

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ICANを紹介する電子パネルの前で、田中さんと藤森さんの姿を記念の一枚に収めることができました。

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藤森さんが持参された折り鶴が、窓辺に飾られていました。この折り鶴は、千葉の被爆者の会から託されたものだそうです

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展示に関する情報はこちらです。(英語)
https://www.nobelpeacecenter.org/en/exhibitions/peace-prize-laureates/

文責:河合公明(創価学会平和委員会事務局長)

【ノーベルウィーク2017⑤】ICAN人文字!

12月12日(火)の午前10時から、ノーベル平和賞の授賞式が行われたオスロ市庁舎を望む高台で、ICANのロゴの人文字を作るイベントが行われました。ICANのキャンペイナーや被爆者が赤いポンチョを着て撮影に挑みました。

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文責:小倉康久(明治大学【国際法】)

【ノーベルウィーク2017④】ノーベル平和賞記念コンサート

12月11日(月)の夜は、ノーベル平和賞記念コンサートが、テレノール・アリーナで行われました。

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ノルウェーを代表するアーチストによるエネルギー溢れる歌声とともに、ノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)を広く市民に紹介する内容が随所に散りばめられた、素晴らしいコンサートでした。

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このコンサートでは、被爆者の田中煕巳さん、藤森俊希さんがICANのメンバーと共にステージに上がり、そこにベアトリス・フィンICAN事務局長が加わってスピーチ。フィン事務局長は、かけがえのないものを守るために、被爆者と共に私たち普通の人々、特に若者がが立ち上がったのです、と述べました。

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広島から運ばれた被爆したピアノによる演奏もあり、音楽を通じて平和へのメッセージを伝えていました。

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文責:河合公明(創価学会平和委員会事務局長)

【ノーベルウィーク2017③】トーチ(たいまつ)パレード

オスロ現地時間10日(日)午後のノーベル平和賞の授賞式に続き、トーチ(たいまつ)パレードが行われました。17時30分にオスロ中央駅の駅前広場に集まり、受賞者が宿泊するグランド・ホテルをめざしました。パレードの出発に先立ちゲスト達が受賞を祝うスピーチを行いましたが、その中にはノルウェー政府に核兵器禁止条約の署名を求めるスピーチも含まれていました。

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気温氷点下のオスロの街を照らすトーチの炎は、サーロー・節子さんが授賞式で述べた「核の恐怖の闇夜を照らそう」のイメージそのもの。なかでも日本から参加した被爆者達のパレードは、最も力強いものでした。

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【ノーベルウィーク2017②】ノーベル平和賞授賞式

ノーベル平和賞の授賞式が10日午後1時(オスロ現地時間)からオスロ市庁舎で行われました。市庁舎の授賞式には、核兵器廃絶日本NGO連絡会からICANの国際運営委員を務める川崎哲さん(ピースボート共同代表)、被爆者の田中煕巳さん(日本被団協代表委員)、同じく藤森俊希さん(同事務局次長)が参加。ノーベル平和センター(Nobel Peace Center)での同時中継には、同連絡会から3名が参加しました。

入場まで、40分ほど外で待ったでしょうか。到着以来、暖かい日が続いていたのですが(それでも5度くらいです)、今日は一転してマイナス7度。冬晴れで透き通るような青空だったのですが、帽子とマフラーと手袋なしでは多分、耐えられないほどの空気の冷たさでした。

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しかし会場内に入ると一転、すごい熱気に包まれました。ピースボートのツアーで参加された日本からの被爆者のみなさんや核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の関係者のために、130名ほどの席が設けられていました。

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【ノーベルウィーク2017 ①】核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のキャンペイナー・ミーティング

ノーベル平和賞の授賞式を翌日に控えた9日(土)午後、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のキャンペイナー・ミーティングが、オスロ大聖堂に近くのNorwegian People’s AidというNGOの施設で行われました。

“Congratulations, Peace Prize!”という言葉で開始されたミーティングは3部で構成され、第1部では「ICANの歴史」、「なぜ、我々は闘うのか―被爆者の声、希望の源としての核兵器禁止条約―」についての発表が行われました。第2部では、「核兵器の危険性と人道的影響」、「核兵器禁止条約」、「ICANにとってのノーベル賞の意義」についての発表が行われました。コーヒーブレイク後の第3部では、①核兵器禁止条約の早期発効、②核兵器国における条約の使い方、③核兵器依存国における条約の使い方、④メディア戦略についての4つのワークショップに分かれ、参加者間で議論がおこなわれました。

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Yes! ICAN 12/10(日)のノーベル平和賞授賞式に合わせてアクションを起こそう!全国で!

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12月10日(日)日本時間夜9時から、ノーベル平和賞の授賞式がノルウェーのオスロで行われます。ノーベル平和賞は、核兵器禁止条約を実現した世界的なNGOの連合体「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)」に贈られます。ICANのベアトリス・フィン事務局長と広島の被爆者でカナダ在住のサーロー節子さんが共同で受賞スピーチをします。この機会に「ICANの受賞おめでとう!」「核兵器禁止条約にYES!」「被爆者の声を世界へ!そして日本へも!」という声を上げましょう。(日本へも!というのは、日本政府は未だに核兵器禁止条約に反対しているし、被爆体験の記憶が風化しつつある現実があるからです。)このページでは、全国、オスロ現地、全世界(あるいはサイバースペース)でのアクションを紹介します。こんな動きもあるよ!という方は是非ご連絡ください

【日本での動き】
12月9日(土)
広島 18:00~20:00 お祝いキャンドルナイト(場所:原爆ドーム対岸親水テラス By: ICANのノーベル平和賞受賞の喜びを分かち合う市民有志一同)

12月10日(日)
金沢 10:30~11:30 ICANおめでとう!アクション(場所:近江町市場エムザロ付近 By: 核戦争を防止する石川医師の会 076-222-5373)

広島 13:00~14:00 ヒロシマ市民集会(場所:原爆ドーム前 By: 核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動実行委員会)

横浜 13:00~14:30 ノーベル平和賞「ICAN」受賞おめでとうアクション&パレード (集合場所:JR桜木町駅前 By: ノーベル平和賞ICAN」受賞おめでとうアクション&パレード実行委員会)

東京[鎌田]13:30~16:30 シンポジウム 非軍事で平和を築くには ―市民、科学技術者の役割と行動についてー(場所:大田区民ホール・アプリコ By:people21)

東京[高田馬場] 20:45~22:30 ノーベル平和賞をいっしょに祝おう! 授賞式パブリックビューイング(場所:ピースボートセンターとうきょう By: ピースボート

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祝!ICANノーベル平和賞受賞-核兵器廃絶に向けてさらに前進しよう [声明・コメント集]

2017年のノーベル平和賞が核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)に授与されることが発表されました。核兵器廃絶日本NGO連絡会に集う日本の多くのNGOは、ICANと協力、連携しながら活動を進めてきました。ICANの受賞にあたり、日本の多くのNGOや関係団体がこれを歓迎し、また核兵器廃絶を前に進めるための声明やコメント、論考を発表しています。以下の通り、ご紹介します。

解説

ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)とは?ノーベル平和賞受賞の背景(ピースボートのウェブサイトより)

声明・コメント

川崎哲「ICANのノーベル平和賞受賞にあたって」

ピースボート

核戦争に反対する医師の会

創価学会インタナショナル

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【10/11】 ICANのノーベル平和賞受賞にあたっての記者会見が日本外国特派員協会で開かれます

今年のノーベル平和賞が核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)に授与されることが決まりました。核兵器廃絶日本NGO連絡会に集う日本の市民団体や被爆者団体は、国際的にはICANと連携しながら活動をしてきました。このたび、ICANのノーベル平和賞受賞にあたり、以下の通り記者会見が日本外国特派員協会にて開催されます。10月11日(水)午後3時からで、発言者は、川崎哲・ICAN国際運営委員/ピースボート共同代表、田中熙巳・日本被団協代表委員、木戸季市・日本被団協事務局長の3名です。詳細と登録方法は、以下のリンクをご覧ください。

The Foreign Correspondence Club of Japan
Press Conference: Akira Kawasaki, Member of the International SteeringGroup of ICAN
Wednesday, October 11, 2017, 15:00 – 16:00

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